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歯列矯正でEラインを改善!歯並びはもちろん横顔もきれいに!

監修:歯科医師 高島光洋


花束を見つめる女性の横顔

美しさの1つの基準であるEライン(エラスティックライン)は、もともとアメリカで提唱されたものです。そのため、欧米人を対象としており、民族的な特徴として「鼻や顎が小さい」日本人には当てはまりにくい基準でもあります。
では、日本人が当てはまるEラインの基準はどのような状態なのでしょうか?
本コラムでは「日本人に合うEライン」や「Eラインの改善方法」などについて詳しく解説します!

欧米人を元に提唱されたEラインは日本人には合わない?

Eライン(エラスティックライン)は、理想となる美しい横顔の基準として用いられます。鼻の先端と顎の先端を繋いだラインのことを指しており、そのラインより唇が少しだけ内側に位置しているほうが、横顔がキレイに見えるとされています。

この基準は、1954年にアメリカの矯正歯科医であるロバート・リケッツにより提唱されたもので、鼻先が高い位置にあり顎先が出ている欧米人を対象とした基準です。

そのため、欧米人よりも平均的に鼻先が低く、顎の先端が出ていない日本人には適用しにくいことがあります。

日本人に合うEラインの基準とは?

日本人は、欧米人に比べて骨格が小さく、顎骨や鼻の軟骨も小さいという民族的な特徴があります。そのため、鼻が低く下顎が後方に位置する方が多く、結果としてEライン自体も後方に下がりがちです。 そうすると、唇の位置が同じでも、鼻先が高く顎が前方に位置する欧米人の横顔と比較して、日本人はEラインより唇が前に出やすいです。

矯正治療などで横顔のラインを確認する場合に、欧米人を基準としているEラインを日本人に適用すると、口元が不自然に引っ込んでいるような印象を与えることがあります。そのため、日本人に合うEラインを知っておくことが大切です。

では、日本人は、どのような状態だと横顔が美しく見えるのでしょうか?

一般的に、「鼻の先端と顎の先端をつないだ線(Eライン)より0~3mm内側に位置する状態」であれば、日本人の平均的な顔立ちにおいて、自然で美しい横顔に整いやすいと言われています。

Eラインをセルフチェックしてみましょう!

Eラインはご自身で簡単にチェックできます。
次の手順に従ってセルフチェックを行ってみましょう!

  1. 定規を準備します
  2. 横向きで鏡の前に立ちます
  3. 顎を引きすぎず、上げすぎず、頭部が水平なるようにします
  4. 唇を軽く閉じます
  5. 鼻先と顎先がつながるように定規を軽く当てます
  6. 唇の位置を確認します

以下の中から、ご自身のEラインのタイプを見つけてみましょう。

<Eラインの種類について>
①受け口タイプ
Eラインより内側に唇が位置していますが、上唇の位置より下唇のほうが前に出ており、理想的なEラインではありません。
歯並びあるいは骨格に問題があるため、一度、歯科医院で診てもらうことをおすすめします。

②下顎が引っ込んでいるタイプ
アデノイド肥大などの原因で下顎の発達が遅れることで、顎が後方に下がった状態になっており、Eラインのバランスが悪くなっています。
外科治療と併用した矯正治療が必要となることがあります。

③口元が前方に出ているタイプ
口ゴボの状態です。出っ歯が原因になっており矯正治療で改善できる可能性があります。一度、歯科医院で診てもらうことをお勧めいたします。

④鼻が低いタイプ
鼻の高さや唇の厚みが原因でEラインのバランスが悪くなっている場合は、「ヒアルロン酸の注入」や「プロテーゼの挿入」など、美容外科手術で改善する可能性があります。


これらの基準は、あくまで参考程度のものです。
歯列矯正により改善できるケースもあるため、もし気になるようなら歯科医院にて正しい診断を受けることをおすすめします。

Eラインを改善する治療方法について

Eラインを整えるには「口元の位置を後方に下げる」「顎の位置を前方に移動させる」「鼻の位置を高くする」という、主に3つの方法があります。

1、口元の位置を後方に下げる

口ゴボが原因でEラインより口元が前方に出ているケースでは、口元を後方に下げます。

①抜歯やIPR、臼歯の遠心移動で、前歯を後方に動かすためのスペースを空けます

〇抜歯
口元を大きく変化させるには抜歯が効果的です。基本的に抜歯対象になるのは小臼歯です。
上下左右対称に行うので、多くの場合は合計4本を抜歯することになります。

〇IPR
複数の歯の側面をヤスリのような器具で削ってスペースを作ります。削る範囲はエナメル質の範囲である0.5mmまでと定められており、歯へのダメージはほとんどありません。軽度の状態で適用されます。

〇臼歯の遠心移動
臼歯をさらに後方に移動し、手前の歯を順に後方にずらしてスペースを確保する方法です。

②スペースを確保する方法を決めたら、矯正装置で歯を動かします

矯正治療には、主にマウスピース矯正とワイヤー矯正の2つの方法があります。ご自身のお口の状態に合う矯正治療方法を選びましょう。

〇ワイヤー矯正
歯面に直接ブラケットと呼ばれる装置を装着して、その部分に形状記憶ワイヤーを通し、ワイヤーが元に戻ろうとする性質を利用して歯を動かします。
基本的に金属の装置を使用しますが、オプションで白色や透明な装置に変更できる医院もあります。取り外しはできませんが、つけっぱなしにできるので治療が計画通りに進みやすいです。
また、比較的歯を大きく動かせるため、適用症例範囲が広く、多くの難易度の高い症例で適用可能です。
ただし、歯磨きがしにくく虫歯になるリスクが高いので、丁寧な歯磨きが欠かせません。

〇マウスピース矯正
透明なマウスピース型矯正装置を使用します。目立ちにくく、取り外しできるのが特徴で、食事や歯磨きが通常通り行えます。
微妙に形の違うマウスピース型矯正装置を約2週間ごとに交換し、1日20時間以上装着します。自宅で装置を交換できるため、ワイヤー矯正に比べると通院回数が少なく、基本的には2カ月に1回の通院となります。
ただし、装置の装着時間や交換時期を自分でしっかり管理できないと、治療が長引いてしまうことがあります。また、重度の症例には適用できないこともあるため、希望される場合は歯科医師との相談が必要です。

2、顎の位置を前方に移動させる

矯正治療では、顎の位置を前にも後ろにも調整することができます。
歯並びが原因である場合は、矯正治療のみで改善できます。しかし、顎骨自体の位置がズレている場合は、矯正治療と外科治療の併用が必要です。

◇歯並びが原因の場合

下の前歯が前方に傾いていると、口元が前に出て、顎が引っ込んでいるような印象になります。そのため、下の前歯を正常な位置まで起こして、相対的に下顎の先端が前に出ているような印象にします。

また、過蓋咬合のようなケースでは、下顎の咬み合わせを前方に誘導するように歯を移動させる方法が適用されることもあります。

◇骨格に原因がある場合

骨格が原因で口元がEラインより前方に出ている場合は、矯正治療と併用して外科治療を行います。外科手術には主に3つの方法があります。

〇ワスモンド法(上顎前歯部歯槽骨切り術)
上顎左右の第一小臼歯を抜歯して、前歯の歯槽骨部分を骨切りすることで、上顎の前歯部分を顎骨ごと後方に下げます。
上顎の前歯が前方に傾斜している出っ歯や、開咬と出っ歯が併発している症例に適用されます。

〇SSOR法(下顎枝矢状分割術)
下顎の第二大臼歯の後方部分から骨切り手術を行い、下顎を後方に移動する方法です。骨格が原因となる下顎前突症に適用します。

〇オトガイ形成術
オトガイとは顎先のことです。オトガイを水平に骨切りして前方にずらすことで、顎先を前に出すことができます。
オトガイが前方に突出しすぎている場合は、顎先を削って短くします。オトガイ部分を外科手術で整えると、Eラインが大きく改善しやすいです。

3、鼻の位置を高くする

鼻が低いことでEラインが後方に位置している場合は、美容外科手術によって鼻の高さを調整することでラインを整えることができます。主な治療方法としては、「ヒアルロン酸の注入」と「プロテーゼの挿入」の2つが挙げられます。

ヒアルロン酸の注入

鼻の根元から鼻筋、鼻先付近までヒアルロン酸を注入する方法です。鼻が高くなり、鼻筋が通ることで、お顔全体の印象がシャープに見えるようになります。
ただし、ヒアルロン酸は少しずつ体内に吸収されてしまうため、半年から数年と効果に限りがあります。理想の状態を持続させるには、定期的にしじゅつを受ける必要があります。

プロテーゼの挿入

人工軟骨として使用される医療用シリコン「プロテーゼ」を、美容外科手術で鼻筋に挿入します。プロテーゼの効果は半永久的に持続します。
しかし、加齢に伴う肌のハリの低下やコラーゲンの減少により、稀にプロテーゼの輪郭が浮き出るなど、違和感が生じる場合があります。 その際は、再び美容外科手術を行い、その時の状態に合わせてプロテーゼの形を調整します。

インビザラインでEラインを整えることが可能です!

日本人は欧米人に比べ、骨格的に「鼻や顎が小さい」という民族的特徴があります。そのため、鼻先と顎先を結ぶ「Eライン(エステティックライン)」が後方に位置しやすく、相対的に口元が前方に出ているように見えがちです。欧米人の基準をそのまま日本人に当てはめても、必ずしも理想的なバランスになるとは限りません。

こうした口元が出ている状態を「口ゴボ」と言い、歯並びが原因となっていることが多いです。そのため、歯並びや咬み合わせを改善することでEラインが整うこともあります。
当院では、世界シェアNO.1のマウスピース矯正「インビザライン」を採用しています。

インビザラインは、透明なマウスピース型矯正装置を使用するため目立ちません。
また、取り外し可能で、食事や歯磨きはいつも通りに行うことができます。そのため、接客業の方や人前で話す機会の多い方でも、見た目や違和感に対するストレスを感じずに治療を受けられるでしょう。

歯並びや咬み合わせはもちろん、Eラインが気になる方は、ぜひご相談ください。精密検査から実際の治療まで、お一人おひとりに寄り添い丁寧に対応させていただきます。

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