上顎前突：出っ歯

上顎前突は「出っ歯」とも呼ばれる歯並びで、横から見たときに上顎の前歯が下顎の前歯に比べて前に出ている状態をいいます。

主な原因としては、

遺伝によるもの
幼少期の口腔習癖（指しゃぶり、舌癖、口呼吸など）

といったことが考えられます。

笑うと歯ぐきが見える、口を閉じると顎先にシワが寄ってしまうといったことから、幼い頃から歯並びにコンプレックスを感じられている方も多くいらっしゃいます。

また、口が閉じづらいために口腔内が乾燥しやすく、虫歯や歯周病になりやすく、口臭・のどの炎症といったトラブルにもつながる可能性があります。

「口ゴボ」とは？

近年ご相談が増えている「口ゴボ」も、分類としては上顎前突に分類されるものかと思います。
上の歯が前に出ている「上顎前突」に対して、上下ともに前方に出ている状態を特に「口ゴボ」と呼ぶことが多いようです。

横顔の鼻先〜顎先を結んだ「Eライン（エステティックライン）」から口元が前方に大きく押し出されたシルエットになります。

口ゴボの原因としては、遺伝を除くと幼少期の発育段階で顎があまり成長しなかったり、逆に成長しすぎてしまったことが考えらえます。

成長期の顎の発達に影響する要因の一例としては、柔らかい食事や口呼吸との関連性が報告されています。

上顎前突（出っ歯）は治療可能な歯並びです

上顎前突は不正咬合の一種であり、矯正によって治療が可能な歯並びです。

上顎前突を治療することで、口元や横顔がスッキリ整い、お顔全体の印象が大きく変わるのがこの歯並びの特徴とも言えます。

最近では、マスクで口元を隠せる機会は増えましたが、その反面、マスクを外したときの口元のギャップに悩まれる方も増えているように感じています。

美しい口元を手に入れることは、見た目が大きく変化することはもちろん歯や歯茎の健康にもつながるので、たくさんのメリットを感じていただけるはずです。

上顎前突、出っ歯、口ゴボの治療もご相談ください

周南市ひだまり歯科医院では、上顎前突（出っ歯・口ゴボ）の矯正治療にも対応しております。
当院には矯正認定医が在籍しており、上顎前突の治療実績もございます。

当院では非抜歯矯正の治療実績も豊富にありますが、口元を大きく下げたい場合には抜歯を行った方が口元の印象を大きく変えることができます。

患者様のご要望を伺い、口腔内の状況を踏まえて患者様にとって最適な治療計画をご提案させていただければと思います。